社会人のための大学入試制度
 
 

実社会で生活を送っている社会人と現役の高校生を同列に置いて入学試験を実施するのは現実的ではありません。社会人特別選抜とは、こうした考えにもとづき、受験科目を減らして、社会人が入学しやすいように配慮した制度です。
受験資格としては、高校を卒業していることと、社会人であることですが、社会人経験の年数やその内容については問わず、実質的には一定以上の年齢(入学時に満22歳または23歳以上が多い)であることを条件としているところが多いようです。
学力試験は多くの場合英語のみで、それも一般入試とは違って基礎的なレベルで辞書持込可のところも多いようです。専攻によっては、関連する科目の学力試験を行うところもあります。また、ほとんどの大学で小論文と面接試験を実施します。面接では、なぜこの学問を学びたいのか、どうしてこの大学を選んだのかなどを中心に問われます。
受験の出願書類とともに志願理由書または自己推薦書などの提出を求めるところがほとんどです。これらは学習意欲の判定材料とされ、さらに面接の材料としても使われますので、慎重に記入することが求められます。



社会人特別選抜がおもに高校を卒業した社会人の制度であるのに対して、編入学制度は大学・短大・専門学校の卒業者(大学中退者も含む)が大学の2・3年に編入する制度です。当然、就学年数が短くなります。とくに大学・短大・専門学校を卒業した社会人を対象とする社会人編入学制度もあります。
学士入学は4年制大学を卒業した人を対象にするものです。編入学を短大・専門学校卒業者、学士入学を4年制大学卒業者と分けている大学もあります。
いずれも「社会人」とうたってない限りは、社会人経験を求められることはありません。「社会人」をうたっているところは、一定の社会人経験を求めたり、年齢制限を設けたりしています。
入試科目などについては社会人特別選抜とほぼ同様です。



AO入試はアドミッションズ・オフィス入試の略で、面接などにより出願者が学校の求める学生像と合致するかどうかで合否を決めます。大学によっては公募型自己推薦入試などの名称を用いているところもあります。社会人向けというわけではないのですが、大学によっては年齢制限のないところもあるので、そうした場合は社会人にも向いた入試制度といえます。大学によっては「社会人AO入試」というように、社会人向けのAO入試を実施しているところもあります。



いずれの制度も秋入試(10~11月が中心)と春入試(2~3月が中心)ですが、秋入試のみというところも多くあります。とくにAO入試は秋のみの実施がほとんどです。各大学の入試情報が出はじめる5月ごろからチェックしてみてください。








学校名
研究科/専攻
大学
北海道医療大学 ■薬学部/薬学科
■歯学部/歯学科
■看護福祉学部/看護学科臨床福祉学科
■心理科学/部臨床心理学科・言語聴覚療法学科
国際医療福祉大学

■薬学部
■医療福祉学部/医療経営管理学、科医療福祉学科
■保健医療学部/看護学科理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科、視機能療法学科、放射線・情報科学科
■小田原保健医療学部/看護学科、理学療法学科、作業療法学科
■福岡リハビリテーション学部/理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科

東京福祉大学

■教育学部/教育学科(通学・通信)
■社会福祉学部/保育児童学科(通学・通信)
■社会福祉学部/社会福祉学科
・社会福祉専攻 社会福祉コース(通学・通信)/介護福祉コース(通学)
・精神保健福祉専攻(通学)
・福祉心理専攻(通学・通信)
■短期大学部/こども学科(通学・通信)

聖学院大学 ■政治経済学部 /政治経済学科・コミュニティ政策学科
■人文学部 /欧米文化学科・日本文化学科
■人間福祉学部 /児童学科・人間福祉学科