社会人の大学入学
 
 

大学院への社会人入学者数増加に比べ、学部への社会人入学者はその数を減らしつつあります。平成24年度の入試で、社会人特別選抜は公私立短大の73%で実施されましたが、入学者数は全体の0.2%(1,393人)でした。もちろん社会人のすべてが社会人特別選抜で大学に入学するわけではありませんが、全般的に見て学部教育における社会人入学者の割合が今後劇的に増加するとは考えにくい状況です。しかし、さまざまな事情で大学への進学をあきらめていた人や、大学卒業者であってもさらに仕事のスキルを深めたい人、あるいは新しい学問にチャレンジしたい人たちに対して、大学は社会人特別選抜をはじめとする下記のようなさまざまな制度で、その学びの意欲に応えようとしています。

■入試に関する社会人対応制度

 

社会人特別選抜 社会人専用の入学試験で、一般入試に比べ学科試験の負担軽減があります。
編入学・学士入学 大学・短大・専門学校の卒業者などが大学の2・3年に編入する制度です。
AO入試 公募型推薦入試ともいいます。社会人のための制度ではありませんが、通常の推薦入試と異なり年齢制限がないので社会人にも向いています。


■社会人に合わせた開講形態

 

夜間部 平日の夜間および土曜日に授業を行います。
昼夜開講制 平日の昼間(1~5時限)と夜間(6~7時限)の双方で授業を行います。
通信教育 通学の必要のない通信教育で学ぶ制度です。
科目等履修 特定の科目を学ぶもので、単位も取得できます。
長期履修学生制度 標準の修業年間よりも長期の在学期間を設定して履修する制度です。
聴講生 特定の講義を受講する制度で、単位の取得はできません。
公開講座 一定期間、大学外の人に向けて開かれた講座です。


■社会人に役立つ経済面での支援制度

 

教育訓練給付制度 一定の雇用保険加入期間などを条件に最大10万円が支給される制度です。
学費・授業料免除 入学金または授業料の一部を免除または減額する制度です。
奨学金制度 社会人入学制にもさまざまな奨学金・教育ローンの制度が用意されています。