社会人に合わせた開講形態-3
 
 

仕事をしながら、大学院で学ぶには地理的・時間的な制約が大きなさまたげとなります。夜間大学院・昼夜開講制大学院はそうしたハードルを少しでも低くするために設けられましたが、そうした制度を利用しても仕事に多少なりとも差しつかえることはまぬがれません。こうした実情を考慮して、社会人が無理なく大学院で学べるようにと文部科学省によって1997年に制度化されたのが通信制大学院です。これは文字通り大学院の通信教育ですから、通学の必要は原則としてありません。しかし高度に専門的な教育という大学院の役割から、入学定員枠が少なく、また選抜試験を実施するなど、大学通信教育とはいくつかの点で異なります。
通信制大学院の授業は、印刷教材等による授業、放送授業、スクーリング、メディアを利用して行う授業の4種類があり、科目の性格を考慮してこれらを効果的に組み合わせて実施しています。最近ではインターネットなどのメディアを利用したe-ラーニングを導入することによって対面授業に近い双方向性を実現している大学院もあります。
修士課程の修了には、基本的に2年以上の在学と30単位以上の修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び試験に合格することが条件です。また、博士課程の修了には、基本的に3年以上の在学と必要な単位数の修得、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格することが条件です。
なお、私立大学の通信教育製大学院については私立大学通信教育協会のホームページに詳しい解説がありますので、ぜひそちらを参照してください。

 






 
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