専門学校を目指す社会人のための・・・ 専門学校Q&A

Q.学校名に「専門学校」と付いていなくても専門学校なのですか?

A.学校教育法に基づいて設立され、都道府県知事の認可を受けたものが「専門学校」です。だから「専門学校」の名称を使用できるのは正式に認可を受けた学校だけ。でも、認可を受けていても必ずしも「専門学校」の名称を使っているわけではありません。
「○○学院」・「○○学校」・「○○カレッジ」など、専門学校の校名は実にバラエティに富んでいます。専門学校制度が出来る以前から続く伝統ある校名をそのまま使っている学校も多いのですが、たいていは「専門学校」と表記して無認可校と区別できるようにしています。どうしても認可校か無認可校か分からないときには、各都道府県の専修学校各種学校協会や区市役所などに問い合わせてみてください。

Q.専門学校は高校卒業以上でなければ入学できないのですか?

A.専門学校の入学資格は高等学校卒業もしくはこれに準ずる学校を卒業した者と定められています。「高校卒業に準ずる」と認められるのは次のような場合です。

●外国において12年の学校教育を修了した者、またはこれに準ずる者で文部科学大臣の指定した者
●文部科学大臣が高等学校の課程に相当する課程を有するものとして指定した在外教育施設の当該課程を修了した者
●大学入学資格検定に合格した者
●修業年限が3年の専修学校高等課程を修了したもの

このほか、それぞれの専門学校の判断で、高等学校を卒業した者に準ずる学力があると認めた者に対して入学を許可するケースもあります。しかし、中学校卒業者や高校中退者については、原則として専門学校(専修学校専門課程)への入学は認められていません。

Q.高校を卒業して10年になるため、学科試験に自信がありません。専門学校には大学の社会人対象の入試のように書類選考や面接を重視する試験はありますか?

A.個々の学校(学科)にもよりますが、書類選考、面接、作文などで選考をする学校がほとんどです。加えて実技試験を実施する学校もあります。実技試験の例としては建築系や美術・デッサン系のデッサン、幼稚園・保育系のピアノ、スポーツ系の体力測定などです。学科試験は医療系や教育・福祉系の一部の学校で実施することがあります。

いずれの分野でも選考に際しては、目的意識がしっかりしているかどうか、その分野に向いているかなどを中心にチェックします。

Q.専門学校を選ぶ場合、どこに注意すればいいですか?

A.専門学校はすべて学校教育法に基づいて設置されています。どの学校も一定の設置基準を満たした上で、独自に定めた教育方針に基づいてカリキュラムを組み、施設・設備や教職員を整えて学校運営にあたっています。専修学校の授業時数や教員資格は大学や短大よりも規定が緩やかであることから、学校の方針によって教育内容等に大きな差が出てきます。チェックポイントとしては

●その学校が都道府県知事の認可校かどうか・・・
●カリキュラム、教員スタッフは充実しているか・・・
●十分な施設・設備が整っているか・・・
●就職指導に力を入れているか、またその実績は・・・
●学費は卒業までの総額でいくらか・・・
●将来の職業(学校選択)について、自己の理解はできているか・・・
●学校見学などで確認し、納得しているか・・・

以上が大まかなポイントですが、ネットで調べたり資料などを取り寄せ同種の学校と比較検討し、間違いのない学校選択を心がけてください。

Q.昼は仕事をしながら、夜、専門学校で学びたいと思っています。夜間や土日に開講している専門学校はありますか?

A.数は多くありませんが夜間の学科(本科)を設置している専門学校があります。

短期講座(本学科ではない。ワープロ教室やお菓子教室、手作り絵本教室など)を夜間や土日に開講している学校もあります。

Q.専門学校には社会人が利用できる奨学金制度や学費の貸与制度などがありますか?

A.特に社会人に限定していませんが、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金(2年未満の課程を除く)や区市町村の奨学金が利用できます。

各学校独自の奨学金制度がある場合もありますので、詳しくは学校に確認すると良いでしょう。また、厚生労働省は企業向けに「キャリア形成促進助成金」を給付しています。所属の企業が「キャリア形成促進助成金」の給付届出をしている場合、何らかの補助を受けることができるか所属の企業に確認してみてください。

※「キャリア形成促進助成金」:

企業内における労働者のキャリア形成の効果的な促進のため、その雇用する労働者を対象として、目標が明確化された職業訓練の実施、自発的な職業能力開発の支援、職業能力評価の実施またはキャリア・コンサルティングの機会の確保を行う事業主に対して助成金が支給される。

詳しくは、厚生労働省のHPなどを参照してください。

Q.専門学校卒業後に大学に編入学することはできますか?

A.専門学校を卒業してから、さらに大学で専門的な勉強を続けたいと思えば、従来は高卒者と同じように入学試験を受けて1年次からやり直さなければなりませんでした。「専門学校での履修を大学教育の中でも評価して欲しい」という要望を受け、平成11年4月から一定の要件を満たす専門学校の卒業生は、大学に編入学できるようになりました。一定の要件とは

●修業年限2年以上
●総授業時数1,700時間以上

の2つです。またこの要件は、昭和51年の専修学校制度発足時にさかのぼって適用されます。なお編入学試験や単位の換算方法などは、各大学の判断にまかされています。

Q.「専門士」という称号は、どの専門学校を卒業してももらえるのですか?

A.大学を卒業すると「学士」という学位が、短大を卒業すると「短期大学士」という称号が与えられるように、専門学校の卒業生にも「専門士」という称号が平成7年3月の卒業生から与えられるようになりました。ただし、次の要件を満たし、文部大臣が認めた学科を卒業しなければなりません。

●修業年限が2年以上であること
●課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上であること
●試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

「専門士」の称号が創設されたことで、企業や社会の専門学校教育に対する評価を高めるとともに、海外からの留学生にとっては日本の高等教育を修了したことの証明となり、国際的にも通用する称号です。

さらに、平成17年9月には、一定基準を満たした4年制専門学校の学科修了者に対し、「高度専門士」の称号が付与されることになり、また同じ学科の修了者に「大学院入学資格」が付与されることも同時に制度化されました。
1.修業年限が4年以上であること。
2.課程の修了に必要な授業時数が3,400時間以上であること。
3.体系的に教育課程が編成されていること。
4.試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること。
協力:(社)東京都専修学校各種学校協会


 
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